6月22日、高知県の「オーテピア」ホールにおいて、アフリカをテーマにしたイベントが開催された。100人を超える来場者で、会場は大盛況であった。
冒頭、JICA四国所長より「SDGs」(持続可能な発展のための目標) についての説明があった。単なる支援だけに留まらない、アフリカの自立に向けた取り組みを、日本およびJICAの活動内容に触れつつ語られていた。
大変興味深かったのは、アフリカという場所が「チャンス」であるというとらえ方だ。アフリカでは有線電話の設備が整っていないが、それがかえって携帯電話の急速な普及を後押しする形になっているらしい。
同様に、銀行システムの整備が遅れているために、エムペサというキャッシュレス決済が浸透しつつあるという。こうした未整備な現状を逆手に取って、一気に新しいシステム・技術が入り込んでいく。ここに日本としても「チャンス」があるということだ。